2019年は着色もよく、凝縮したぶどうを収穫することができました。イチゴのような華やかなベリー系の香り、樽由来のトースト香が融合し、チャーミングでありながら余韻には力強いタンニンが続きます。

”ゾディアック”とは

西洋12占星から成る天空の大宇宙をイメージしています。自社農園は、欧米のぶどう園で採用されている垣根式栽培法を採り入れており、ハウス設備のような雨除けは施さないので、雄大な空とつながっています。その反面、地下に暗渠と呼ぶ、水はけ用の配管を埋設したり、ゴアテックスと呼ぶ、降雨からの水分が土壌に浸透を防ぐなど、人類の持ちうる英知を集結しつつ、天候と大自然の条件を、ありのままの姿で反映させ、ボトルの中に封印しました。Garagisteガレージステと呼ぶ。小規模醸造を駆使した栽培から醸造までの荘厳なるプロジェクトで再現されたワインこそが、ゾディアックと呼びます。

”MLF　マロラクティック醗酵”とは

乳酸菌によるマロラクティック醗酵は、キレのあるりんご酸を丸みのある乳酸に変えることによってワインの味を柔らかく飲みやすくさせます。また、バターなどの乳製品を思わせる香りやバラを思わせる香りをワインに与えます。さらに長期熟成が可能なワインへと変化させます。